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【中国輸入ビジネス 入門】青島港~日本間のフェリーサービス1

青島港は、私たちの暮らしにとって大変重要な港です。

それは山東省が野菜の産地だからです。中国は日本の生鮮野菜の輸入の量の65%を占めています。そのうちの4割は山東省から輸出されています。青島港から日本の消費地には、最速の物流が求められています。特に高速フェリーのサービスの重要度が高いと言えます。

コンテナ船に比べると小型になりますが、寄港地を限定していることから、航海日数が短く、しかもホットデリバリーサービス(HDS)による早期のデリバリーも可能です。戸口から戸口へ(Door to Door)のサービスは、「海よりも早く、空よりも安く」を合言葉に高速フェリーの海陸一貫複合輸送サービスが提供されています。以下にどのようなサービスがあるか分かりやすくご紹介いたします。


青島・石島~日中間フェリーサービス


青島港からのフェリーサービスは、多くはありませんが、日本への物流の重要な動脈となっています。

しかし、青島と日本感のフェリーサービスのこれまでの歩みは、決して順風満帆とはいきませんでした。

1998年から2015年まで、オリエントフェリーが、山口県・下関港と中国・青島港を結ぶフェリー航路を運航していました。2006年のピーク時は1万8000TEUを輸入しましたが、中国の人件費の高騰により、ベトナムやミャンマーに生産拠点が移り、2014年には9000TEUと半減し、旅客数も2008年には、1万3500人でしたが、リーマン・ショックや東日本大震災の影響を受けて、9200人と落ち込み、2015年12月26日の下関到着便をもって運航を休止しました。

現在は、青島港及び山東省の港から日本向けの野菜を中心とした食品関係の輸入は好調です。以下に、現在のフェリーサービスの概要をご紹介致します。



【山東省地域から日本への高速フェリーのサービス】


 ≪株式会社パンスターのサービス≫

山東省の石島から日本へつなぐフェリーを使ったサービスがあります。

この航路を運航する船会社の株式会社パンスターは、大韓民国ソウル市に本社を置く韓国企業です。大阪―釜山の定期フェリーをはじめ、日本と韓国をカーフェリーやRORO船で結ぶ定期船会社です。日本法人は、株式会社サンスターラインで、パンスターグループの定期船の受け入れや、集荷、集客業務、通関の代行業務などを行っています。


使用本船は、下記の通りです。


★Panstar Dream★

総トン数 21688 トン

積載能力  220TEU

船型     RORO船

航海速力   22.7ノット


★Sanstar Dream★

総トン数 11820 トン

積載能力  258TEU

船型     RORO船

航海速力   22.3ノット


★Panstar Genie Ⅰ★

総トン数 13682 トン

積載能力  103TEU

船型     RORO船

航海速力   22.3ノット


★Panstar Genie Ⅱ★

総トン数 7323 トン

積載能力  103TEU

船型     RORO船

航海速力   23.0ノット


★STARLINK ONE★

総トン数 7097 トン

積載能力  200TEU

船型     RORO船

航海速力   23.5ノット


★STARLINK HOPE★

総トン数 1596トン

積載能力  108TEU

船型     RORO船

航海速力   19.0ノット



≪パンスターの山東省・石島からサービス≫

2016年10月よりこれまでの釜山―京浜間の日韓高速サービスに加え、中国山東省・石島へ寄港する新航路を開設しました。現在のサービスの内容は次の通りです。


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 中国・石島―東京・名古屋の直行便が週1便

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     スケジュールは、次の寄港地順になります。


     石島(金)→釜山(土)→東京(月)→名古屋(火) →釜山(木)→石島(金)


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   中国・石島―大阪

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     ルート:石島~群山→(陸路)→釜山~大阪

     石島~群山 第1船 GUNSAN PEARL

     群山~釜山 陸送でつなぐランドブリッジサービスです。

     釜山~大阪 第2船 PANSTAR GENIE NO.2

        

  スケジュールは、次の寄港地と定曜日サービスです。 

石島
群山 
釜山  
大阪
 月・水・土
火・木・日
火・木・日
水・金・月



≪神原汽船による地方港へのサービス≫

神原汽船は、広島県福山市に拠点を置く、日本の船会社です。

1994年に開始した日中の定期航路は、中国の主要港と日本の地方港を直航で結ぶサービスを特色としています。特に上海と福山(広島県)、水島(岡山県)、広島は、週2便体制を提供しています。

その他には、国内の九州、瀬戸内から境港、舞鶴、富山、新潟、北海道までの13地方港と、上海、大連、青島、新港、厦門などの中国主要港や長江流域の港(南京、武漢、重慶など)をつなぐ日中サービスを持っています。

現在は、東南アジア、南アジア、アラブ首長国連邦、オーストラリアなどへもネットワークを広げています。日中航路に投入されている本船VEGA SKYとALTAIR SKYは1020TEU積みのコンテナ船です。寄港地は、新潟、富山、小樽、舞鶴、大連、青島、上海を寄港し、週1便で運航します。


【自社船による日中定期コンテナ航路】


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  日本(瀬戸内・九州)―中国航路

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天津―大連―青島―福山―水島―広島―細島―志布志―寧波―上海―伊万里―福山―水島―広島―志布志―天津


≪投入船≫

★SCARLET ARROW★

積載能力  1020TEU

航海速力   18.3ノット


★CRYSTAL ARROW★

積載能力  1020TEU

航海速力   18.3ノット


★ORIENTAL ARROW★

積載能力  1020TEU

航海速力   18.3ノット


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    日本(日本海・北海道)―中国航路≫

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大連―青島―上海―富山―新潟―小樽―舞鶴―大連


≪投入船≫


★VEGA SKY★

積載能力  1020TEU

航海速力   18.6ノット



★ALTAIR SKY★

積載能力  1020TEU

航海速力   18.6ノット




国際複合一貫輸送の必要性


高速フェリーによる日中間のサービスおいては、寄港する港の数を限定することによって、航海日数を短縮することができます。その特徴は下記の通りです。

①  山東省の石島と拠点として、韓国の仁川や群山を中継港にして、陸送で釜山に輸送するランドブリッジサービスは、時間の短縮とコストの低減化の両方のメリットを出しています。

②  青島や天津の小口貨物もCFSで荷受けし石島に回送し、寄港の時間と船費の節約ができます。

③  小口貨物の取り扱いに関しては、国際複合一貫輸送業者に依頼すれば、戸口から戸口までの複合一貫輸送も可能です。

国際複合一貫輸送(International Multimodal Transport)とは、同一の運送人が、2つ以上の異なる輸送手段を用いて、貨物の引き受けから引き渡しまで一貫して運送を行うものです。2つ以上の輸送手段とは、海陸、空陸、海空等の組み合わせです。海上では船舶、陸上ではトラック、鉄道、さらに航空輸送を組み合わせます。

そのような国際複合一貫輸送を行う会社をNVOCC(Non-Vessel Operating Common Carrier)と呼んでいます。船舶や航空機などの輸送手段を利用して、一般貨物の輸送を戸口から戸口へ(Door to Door)責任をもって輸送する輸送事業者を言います。




求められる高品質

「海よりも速く、空よりも安く」

もし、中国の青島にある工場から出荷する商品の納期が迫っているような場合、航空便を考えます。しかし、航空貨物は料金が高いので、全ての貨物を航空便にすると高額な輸送費となります。

そこで、中国の港からフェリーサービスがある場合は、航海日数が短いので、定期コンテナ航路よりも早く日本の港に着くことができます。フェリー運航会社のホットデリバリーサービスを使えば、最速のデリバリーができます。

小口貨物の場合は、複合輸送業者であるフォワーダーに相談する方法があります。複合輸送業者は、たくさんの航路の中から、最速のサービスを設定しています。日本の港によって、フェリーや定期航路のホットデリバリーサービスを使います。


★ホットデリバリーサービス(HDS)★

ホットデリバリーサービス(HDS)とは、最後の港を船積みする際に、一番トップの場所に船積みを手配することです。目的地に到着した際に、最初に、そのコンテナを揚げることができるので、早くコンテナを引き取ることができるというものです。




≪定期コンテナ航路との併用で便数を増やす≫

高速フェリーサービスと定期コンテナ航路の船を併用することで、便数を増やすことができます。さらにホットデリバリーサービス(HDS)が可能な船社も利用すれば最速のサービスとなります。


【山東省からの定期コンテナ航路を持つ船会社】


★ COSCO(コスコ)★

COSCOの日本法人は、コスコシッピングライン株式会社です。

世界有数の規模を誇る海運企業である中國遠洋海運集團有限公司(コスコシッピング)のコンテナ船事業を統括する中遠海運集装箱運輸有限公司(コスコシッピングラインズ)の100%出資により設立された日本法人です。コスコシッピングラインズの日本総代理店として、日中航路、北米、ヨーロッパ、オセアニア、東南アジア、アフリカなどの地域を結ぶ定期コンテナ航路を展開しています。


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 青島・連雲港~日本サービス

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定曜日サービス


①   青島・連雲港から東京・横浜・名古屋への直行サービス

    週2便

連雲港(木)-青島(土)-東京(火・水)-横浜(水)

連雲港(金)-青島(土)-名古屋(火)


②   青島・連雲港・董家口から大阪・神戸・門司・博多へのサービス

       週3便

連雲港(VIA青島)(木)-青島(土)-大阪(月)-神戸(月・火)

董家口(金)-青島(土)-大阪(月・火)-神戸(火)

青島(土)-大阪(月)-門司(火)-博多(火)



★SINOTRANS(シノトランス)★

SINOTRANSの日本法人は、シノトランスジャパン株式会社です。

シノトランスは、主に海上輸送事業と物流事業を手掛けている会社です。シノトランスジャパン株式会社は、中国外運対外貿易運輸総公司の100%出資により設立された日本法人です。海運だけではなく、陸運や空輸のネットワークは世界中にあり、広範囲な物流サービスの提供をしています。


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 日本(関東)~連雲港・青島サービス

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 定曜日サービス


①   連雲港(金)―青島(土)― 名古屋(火)

②   連雲港(木)―青島(土)―東京(火・水)―横浜(水・木)

③   青島(土)―大阪(月・月)―神戸(月・火)

④   青島(土)―門司(火・火)―博多(火・火)


★ Jinjiang(ジンジャン)★

Jinjiangの日本法人は、錦江シッピングジャパン株式会社です。

上海錦江航運(集団)有限公司の日本総代理店です。国際コンテナ輸送業務においては、多数の優良航路を持ち、1時間単位の正確さを誇るHDS(Hot Delivery Service)にも力を入れています。また、長江流域の内陸河川物流サービスも充実しています


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 青島~日本サービス

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 定曜日サービス


①   青島(土)~博多(火)~青島(金)

②   青島(土)~大阪(火)~神戸(火・水)~青島(金)

③   青島(土)~名古屋(火)~青島(土)

④   青島(土)~東京(火)~横浜(火・水)~青島(土)



★ SITC(エスアイティーシー)★

SITCの日本法人は、SITC JAPAN 株式会社です。

新海豊集装箱運輸有限公司(SITC CONTAINER LINES CO.,LTD)の日本総代理店として設立されました。アジア域内専門の海上コンテナ専業船社です。現在、アジア域内で1000TEU~1800TEU型のコンテナ専用船を80隻投入し、63航路を維持しています。


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 日本~青島・連雲港・日照・石島サービス

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 定曜日サービス


≪青島・連雲港~関西・九州サービス≫

①   連雲港(土・日)~青島(日・月)~大阪(水・木)~神戸(木)

②   日照(水・木)~青島(金・土)~大阪(月)~神戸(火)~堺泉北(月・火)

③   連雲港(金)~日照(金・土)~青島(土・日)~博多(月・火)~門司(火)

④   石島(月)~大阪(水・木)~門司(金)



≪青島・連雲港~関東・中京サービス≫

①   石島(水・木)~青島(金・土)~東京(火・水)~横浜(水)

②   連雲港(木・金)~青島(金・土)~名古屋(火・水)

③   連雲港(水・土)~日照(土)~青島(日)~東京(水・木)~川崎(木)~横浜(木・金)



★ CCL(シーシーエル)★

CCL(シーシーエル)は、中国・上海を拠点に海上コンテナ輸送を専門とする海運会社、新中通国際海運有限公司(NEW CENTRANS INTERNATIONAL MARINE SHIPPING CO.,LTD)です。

日本の総代理店は、中通遠洋コンテナライン株式会社です。2008年に青島―九州(門司・博多)航路を開設し、上海・青島と日本各港を結ぶ航路ネットワークを築き、現在は中国と日本の主要港において、定期コンテナサービスを展開しています。


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 青島・威海航路ダイレクトサービス

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 定曜日サービス


青島~関東(東京・横浜)

青島の出港日は、土曜日(週1便)

東京の入港日は、火-火

横浜の入港日は、火-水


青島~名古屋

青島の出港日は、土曜日(週1便)

名古屋の入港日は、火-火


青島~関西(大阪・神戸)

青島の出港日は、土曜日(週1便)

大阪の入港日は、火-火

神戸の入港日は、火-水


威海・青島~門司・博多(週1便)

威海の出港日は、木曜日

青島の出港日は、土曜日

門司の入港日は、月曜日

博多の入港日は、火曜日


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次章より物流革命を起こす「海上速達便」をご紹介いたします。

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